2015年8-9月号 "自らを成長させ続ける装置"を埋め込む教養教育の現在
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2015.0815
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"自らを成長させ続ける装置"を埋め込む教養教育の現在
高等教育がユニバーサル化の段階を迎え、
学生の実像、社会における「大卒」の意味が大きく変わる中、
教養教育の果たすべき役割があらためて問い直されている。
その議論が、学士課程における教養教育の位置付けや中身、手法にも変化をもたらしている。
エリート的人材の素養、人文・社会・自然の3分野の均等履修という旧来の概念を乗り越え、
実用的スキル修得の次元にもとどまらない現代の文脈における「教養」とは何か。
生涯にわたって機能する装置として、
自らを成長させ続ける姿勢と能力を一人ひとりの内に埋め込む、
そんな教養教育こそが求められているのではないか。
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