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大学が求められる高大接続改革
高大接続システム改革会議の最終報告のポイントをまとめる。

2016年3月末、高大接続システム改革会議の最終報告が公表された。最終報告をもとに、高大接続改革に関して、大学が対応しなければならないこと、2つの新しい共通テストの方向性をまとめた。
1.大学が対応しなければならないこと
①2016年度中に、DP、CP、APをガイドラインに沿って策定する
②①で策定したAPに基づいて、入試制度を見直す
2017年度初頭に発表される新しい入試ルールに沿って、2021年度入試から、推薦、AO、一般の各方式で、学力の3要素を多面的・総合的に評価する選抜方法に変える
③遅くとも2021年度入試から新しい入試制度に移行する
④2018年度からの認証評価への準備をする
2.大学入学希望者学力評価テスト(仮称)の方向性
開始時期:2021年度入試から(予定通り)
複数回実施:あいまい(継続検討)
段階評価:選択問題はこれまで通り素点(変更)、記述問題は段階評価(予定通り)
記述問題:国語と数学で短文での記述問題を導入(規模縮小)
英語は4技能:実施予定(先送りする可能性あり)
合教科問題:2025年度入試から導入(先送り)
CBT:2025年度入試から導入予定(先送り)
*2017年度初頭に実施方針を発表
3.高等学校基礎学力テスト(仮称)の方向性
開始時期:2019年度から(予定通り)
複数回実施:あいまい(継続検討)
段階評価:実施(予定通り)
記述問題:導入(予定通り)
英語は4技能:実施予定(大学入学希望者学力評価テストと合同で検討)
CBT:2019年度から導入予定(紙での実施の可能性もあり)
入試での利用:2022年度まで利用不可(先送り)
*2017年度初頭に実施方針を発表