「データネット2017」のセンター試験予想平均点と今後の高校の動き

●文系は553点、理系は560点
●国語の平均点は前年より15点ダウン
●高校はデータネットを活用し、面談・出願指導へ

ベネッセコーポレーションと駿台予備学校が提供する大学入試センター試験自己採点集計「データネット2017」は1月15日深夜、試験問題の分析に基づく予想平均点を発表した。予想平均点は、文系5教科8科目(900点満点)で553点(前年比+6点)、理系5教科7科目(900点満点)で560点(同-4点)となっている。データネットでは16日以降、全国の高校を通じて回収する受験者の自己採点結果と志望校のデータに基づいて平均点を更新し、各大学の志望動向等の情報と合わせて発信。各高校はその情報を活用しながら生徒への出願指導を行う。予想平均点の概要と合わせ、今後の高校の動きを紹介する。
「データネット2017」の平均点情報はこちら。
http://dn.fine.ne.jp/dn/b/002/center/sokuhou/yosou/index.html


英語、地学、地理Bの平均点上昇が目立つ

 1月15日深夜時点のデータネットによる平均点は、英語筆記が122点(前年比+9.57点)、数学I・数学Aが60点(同+4.73点)と前年より上昇する一方、国語が114点(同-15.39点)と大きく下がっている。他に地学46点(同+7.36点)、地理B66点(同+5.90点)の変動が大きかった。5教科受験型では、平均点が文系+7点、理系-6点だった2016年度のセンター試験と比べ、大きな変動はないと言える。
 データネットでは16日、約4800の高校、予備校から約45万人分の自己採点結果を回収。そのデータを基に、全体概況、平均点、各大学の志望動向や志望者度数分布等を算出、分析する。19日から全国で高校教員を対象にしたデータネット説明会を開催する一方、ウェブサイトでもこれらの情報を発信する。

●高校では週末から週明けにかけて出願指導がスタート

 センター試験以降、出願指導に関する高校現場の動きは学校によって多少異なるが、おおよそ次のような流れになる。
 各高校は16日(月)、センター試験受験者から自己採点結果を回収する。科目ごとの得点と第1志望校から第6志望校までを記入したカードを集め、データネット等、各集計機関に送付。その一方で、自己採点の結果に一喜一憂しないよう、生徒のケア、励ましにも気を配る。得意科目で目標点に達しなかった生徒がいる場合、その科目の平均点自体が下がっている、または他の科目でカバーできて合計点はある程度とれているといったポジティブな言葉で励まし、一気に弱気な出願に傾かせないようにする。
 18日(水)にはデータネットから高校に対し、各生徒の志望校合格可能性を確認できる情報がフィードバックされる。教員は自己採点結果から合否が特に気になる生徒についてこの情報を確認し、面談での指導の方向性を検討しておくといった使い方がなされる。
 19日(木)午後以降、全国約60会場で計5000人以上の高校教員を対象にデータネット説明会が開かれる。ここでセンター試験の結果分析、各大学の合格ライン、どの大学に多く志望者が集まっているかといった情報と合わせ、出願指導のポイントが解説される。
 各高校では同日夕方から20日(金)にかけて、進路指導担当者や3年生の担任を中心とする会議が開かれる。データネット説明会に参加した教員から情報が共有され、出願指導の方針、生徒一人ひとりに対する指導・助言内容を確認。併願先の検討などもなされる。
 この会議をふまえ、早い高校では金曜日から、個人面談や3者面談を実施。学校によっては土日に面談をするケーもある。そこで志望校の合格可能性を確認し合い、本人の考えと教員の助言をすり合わせながら出願先を決める。
 国公立大学の個別学力試験の出願受け付けは1月23日から2月1日まで。生徒は私立大学についても、模試データもふまえ、各大学のウェブサイトで公表される志願者速報を確認しながら出願先、併願先を決めていく。