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- 英語の必要性は認識していても自分が使うイメージは低い
ベネッセ教育総合研究所の調査結果より

ベネッセ教育総合研究所が実施した「中高生の英語学習に関する実態調査 2014」で、社会での英語の必要性と自分が英語を使うイメージを尋ねたところ、9割の中高生が「社会での英語の必要性」を感じる一方で、 5割弱が「将来、自分自身が英語を使うことは、ほとんどない」と予想している。
この結果から、中高生が「英語の必要性」を理解し、「社会のグローバル化」への認識も高まりつつある一方で、「将来、自分自身は英語を使っている」というイメージを持つまでには至っていない状況がみえてくる。
中高生にとって、直接外国人や外国の生活・文化に触れる経験はまだ少なく、普段の学びにおいても「英語を使う」ことが少ない現状がある。そのため、「将来、英語を使うイメージを持ちにくい」ことは当然の結果と言えるかもしれないが、今後、求められるのは、調査結果にあるような「ギャップ」の解消にむけた取り組みの強化ではないだろうか。
これから先、企業活動や社会環境はもとより、中学校・高校・大学などの教育現場においても「グローバル化は必要条件」になると思われる。
グローバル化の進展を見据え、高校・大学での英語教育や海外留学などの経験を通して、さまざまな英語の使い方をイメージできるようにすることが大切になってくる。また、英語への意識を高めることに加え、世界の国々や人々に目を向け、異文化への興味・関心を喚起させることで「英語を学ぶ動機づけ」をはかり、より世界を自分事として捉えられるようになることが重要となる。
この調査の概要・集計人数は以下の通り。
【調査時期】2014年3月
【調査対象】全国の中学1年生~高校3年生 合計6,294名